【ローカルサーバー構築④】Nginxの基本: インストールから設定まで


UbuntuでNginxをインストールする方法は次の通りです。
ターミナルを開いて以下の手順に従ってください。

1.パッケージリストの更新
最初に、パッケージリストを更新して最新の情報にする必要があります。次のコマンドを実行してください。

sudo apt update

2.Nginxのインストール
パッケージリストが更新されたら、Nginxをインストールできます。以下のコマンドを使用してインストールしてください。

sudo apt install nginx

3.Nginxの状態の確認
Nginxが正しくインストールされ、実行されているかどうかを確認するために、次のコマンドを実行します。
このコマンドはNginxの現在の状態を表示します。
active (running)と表示されていれば、Nginxは正しく実行されています。

systemctl status nginx

4.ファイアウォールの設定(必要に応じて)
UbuntuがUFWファイアウォールを使用している場合、外部からNginxにアクセスできるように設定する必要があります。以下のコマンドでNginxのフルプロファイルを許可します。arduinoCopy codesudo ufw allow 'Nginx Full' そして、ファイアウォールの状態を確認します。luaCopy codesudo ufw status このコマンドの出力で、Nginxがリストされていれば、外部からのアクセスが許可されています。

これで、UbuntuにNginxがインストールされ、基本的な設定が完了しました。
ブラウザを開き、
http://localhostまたはサーバーのIPアドレスにアクセスして、Nginxのデフォルトウェルカムページが表示されることを確認できます。
これで、Nginxを使用してウェブアプリケーションをホストしたり、リバースプロキシとして機能させたりする準備が整いました。

nginxの基本設定

Nginx を使用してポート 3000 で index.html を提供するための基本的な設定は比較的シンプルです。
以下に示す設定例を用いると、Nginx サーバーがポート 3000 でリッスンし、指定されたディレクトリ内の index.html ファイル(またはその他の静的ファイル)を提供するように設定できます。

まず、Nginx の設定ファイルを編集する必要があります。
このファイルは、通常 /etc/nginx/nginx.conf にありますが、
または /etc/nginx/sites-available/ 内に新しい設定ファイルを作成し、それを /etc/nginx/sites-enabled/ にリンクすることで使用できます。
ここでは、後者のアプローチに基づいた設定を示します。

  1. /etc/nginx/sites-available/ ディレクトリ内に新しい設定ファイルを作成します。
    例えば、my_site という名前でファイルを作成します。
  2. 以下の内容を my_site 設定ファイルに記述します。この設定では、Nginx がポート 3000 でリッスンし、指定されたディレクトリ(ここでは /var/www/html を例としています)内のファイルを提供するように設定されます。server_name を適宜設定してください。
server {
    listen 3000;
    server_name localhost;

    location / {
        root /var/www/html;
        index index.html;
    }
}
  1. /etc/nginx/sites-enabled/ ディレクトリに、/etc/nginx/sites-available/my_site へのシンボリックリンクを作成します。これにより、設定が有効になります。
sudo ln -s /etc/nginx/sites-available/my_site /etc/nginx/sites-enabled/
  1. Nginx の設定をテストして、エラーがないことを確認します。
sudo nginx -t
  1. 設定に問題がなければ、Nginx をリロード(または再起動)して、新しい設定を適用します。
sudo systemctl reload nginx
# または
sudo systemctl restart nginx

これで、Nginx がポート 3000 でリッスンし、/var/www/html ディレクトリ内の index.html を提供するように設定されました。
ブラウザから
http://localhost:3000 にアクセスすると、
index.html の内容が表示されるはずです。この設定やファイルパスは、実際の環境に合わせて適宜調整してください。