【ローカルサーバー構築⑦】Ubuntuで始めるMySQL入門

Ubuntu上でMySQLを使用することは、多くの開発者やシステム管理者にとっての第一歩です。
このガイドでは、UbuntuにMySQLをインストールし、基本的な設定と操作を行う方法を紹介します。

前提条件

  • Ubuntuがインストールされていること。
  • ターミナルの基本的な操作に慣れていること。

1. MySQLのインストール

UbuntuにMySQLをインストールする最も簡単な方法は、aptパッケージマネージャーを使用することです。
以下のコマンドを実行して、MySQLをインストールしましょう。

sudo apt updatesudo apt install mysql-server

インストールが完了したら、MySQLサーバーが自動的に起動するはずです。サービスの状態を確認するには、次のコマンドを使用します。

sudo systemctl status mysql.service

2. MySQLのセキュリティ設定

MySQLをインストールした後、セキュリティを強化するための初期設定を行うことが推奨されます。
mysql_secure_installationスクリプトを実行して、このプロセスを開始します。

sudo mysql_secure_installation

このスクリプトでは、rootパスワードの設定、匿名ユーザーの削除、リモートrootログインの無効化、テストデータベースの削除、そしてこれらの変更をすぐに適用するかどうかを尋ねられます。

3. MySQLへのログイン

セキュリティ設定が完了したら、以下のコマンドを使用してMySQLサーバーにログインします。

sudo mysql -u root -p

パスワードを求められたら、mysql_secure_installationで設定したrootパスワードを入力します。

4. 新しいデータベースの作成

MySQLプロンプトで、以下のコマンドを実行して新しいデータベースを作成します。

CREATE DATABASE my_database;

5. ユーザーの作成と権限の付与

データベースを管理するための新しいユーザーを作成し、そのユーザーにデータベースへのフルアクセス権を付与します。

CREATE USER 'my_user'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password'; GRANT ALL PRIVILEGES ON my_database.* TO 'my_user'@'localhost'; FLUSH PRIVILEGES;

6. MySQLの操作

ここまでで、MySQLサーバーの基本的なセットアップと設定が完了しました。これで、作成したデータベースにテーブルを作成したり、データの挿入、更新、削除などの操作を行うことができます。

結論

Ubuntu上でMySQLを始めることは、データベース管理やアプリケーション開発において重要なスキルです。
このガイドを通じて、MySQLの基本的なインストールと設定方法を理解し、自信を持って使用するための第一歩を踏み出しました。データベースの詳細な管理や高度な機能について学びたい場合は、MySQLの公式ドキュメントやオンラインリソースを参照してください。