【ローカルサーバー構築⑧】PHPとの連携: 動的なウェブサイトの構築

はじめに

このチュートリアルでは、PHPを使って動的なウェブサイトを構築する方法を紹介します。
ローカルサーバーにPHPを統合し、HTMLとPHPを組み合わせて動的コンテンツを生成する基本的な手順を学びます。PHPはサーバーサイドで動作するスクリプト言語であり、データベースとの連携やフォームの処理など、ウェブアプリケーション開発に必要な多くの機能を提供します。

必要なもの

  • テキストエディタ (Visual Studio Code, Sublime Textなど)
  • PHPがインストールされたローカルサーバー (XAMPP, MAMP, WAMPなど)
  • 基本的なHTMLとPHPの知識

ステップ1: ローカルサーバーの準備

  1. XAMPP, MAMP, WAMPなどのローカルサーバーソフトウェアをインストールします。
  2. インストール後、PHPが正常に動作していることを確認します。コマンドプロンプトやターミナルでphp -vを実行して、PHPのバージョン情報が表示されればOKです。
tabata@DESKTOP-949EAQ4:~$ php -v
PHP 8.1.2-1ubuntu2.14 (cli) (built: Aug 18 2023 11:41:11) (NTS)
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v4.1.2, Copyright (c) Zend Technologies
    with Zend OPcache v8.1.2-1ubuntu2.14, Copyright (c), by Zend Technologies
tabata@DESKTOP-949EAQ4:~$

ステップ2: PHPファイルの作成

  1. ウェブサーバーのルートディレクトリ (通常は htdocs, www, public_htmlなど) に index.php ファイルを作成します。
cd /var/www/html

2. index.php ファイルを開き、以下のコードを記述します。

vi index.html
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <title>PHPとの連携</title>
</head>
<body>
    <h1>PHPとHTMLの組み合わせ</h1>
    <?php
        echo "こんにちは、PHP!";
    ?>
</body>
</html>

ステップ3: ローカルサーバーでPHPファイルを実行

  1. ローカルサーバーソフトウェアを起動します。
  2. ブラウザを開いて、http://localhost/index.php にアクセスします。
  3. 「こんにちは、PHP!」と表示されれば、PHPファイルが正しく実行されています。

ステップ4: 動的コンテンツの生成

PHPを使用して、データベースからデータを取得したり、フォームの入力を処理したりすることで、動的にコンテンツを生成することができます。以下は、現在の日付を表示するシンプルな例です。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <title>動的コンテンツの例</title>
</head>
<body>
    <h1>今日の日付は?</h1>
    <?php
        echo date('Y年m月d日');
    ?>
</body>
</html>

まとめ

このチュートリアルでは、PHPとHTMLを組み合わせて動的なウェブサイトを構築する基本的な手順を紹介しました。PHPはウェブ開発において強力なツールであり、データベースとの連携、セッション管理、フォームの処理など、さまざまな機能を提供します。基本をマスターしたら、さらに複雑なウェブアプリケーションの開発に挑戦してみましょ